ローコスト住宅の新築で失敗した内容 家づくりとほっと情報
ローコスト住宅の失敗談について
ローコスト住宅で新築してから5年が経過致しました。当時2歳だった三女も今や小学2年生、時の流れの速さをしみじみと感じます。実際にローコスト住宅を新築してから5年住んでみると、色々と「こうしておけば良かったかなぁ~」とか、「これは失敗だったかなぁ…」という色々な事を感じたりします。他の記事で紹介している内容も一部ありますが、分かり易く失敗したと感じた内容をまとめてみました。
家自体については?
実際にローコスト住宅で新築をしましたが、家自体は本当にしっかり作ってあるなぁというのは実感します。断熱性能も十分高いと感じますし、結露についてもほぼ無い状態ですし、床が軋む事もなく、扉の立て付けが悪いことも一切ありません。
ローコスト住宅は安かろう悪かろうというイメージがあり、実際に質の悪いローコスト住宅メーカーも存在するとは思いますが、私自身の家に関してはとても良い住宅を建てて頂いたなぁと実感しています。
間取りについての失敗
子供3人に一部屋はやっぱりきつい…
我が家は3姉妹ですが、資金的な問題で間取りに余裕がありませんでした。『子供一人に一部屋』というのは28坪のお家では相当難しい状況で、「2部屋にして、一人だけ一部屋というのも喧嘩にもなりそうだし、3人一部屋にしようか…」という安易な考えで3人一部屋にしてしまいました。
今考えると、2部屋を3人で利用する共有スペースとした方が良かったかな?と良く思います。
例えば片方を勉強スペースとして、片方を遊びスペースとしてというのもありますし、早く寝る子供と遅くまで寝る子供と寝るスペースを分けたり、風邪をひいた時に隔離スペースにしたり、友達が遊びに来た時に別々の部屋で遊べるようにしたり等々一部屋で固まっているより、2部屋で上手に共有スペースとして利用した方が利便性があった気がしてなりません。
ローコスト住宅で新築される方は、間取りで結構悩まれる方も多いと思いますが、少ない間取りを有効活用する難しさを改めて実感しております。
外構についての失敗
外構については、単純に資金が足りなかったから行えなかったという理由です。新築した当初はそこまで深刻に考えておらず、「まぁいつか出来ればいいかなぁ~?」「別に外構しなくてもそこまで問題ないかなぁ」と軽い気持ちでした。
しかし、新築した当時はまだ空き地ばかりだったので良かったのですが、空き地が全て埋まり素敵な外構を行っている新築に囲まれてしまうと、外構していないのが結構目立ちます(汗。
しかも、やはり一戸建てをされる方は資金的に余裕がある方が多いのか、かなりオシャレに素敵に外構をされている方が多く、「やっぱり無理してでも最低限の外構はするべきだったかなぁ…」と良く思います。我が家の場合、月々の住宅ローンの支払いが出来るかどうかの不安が大きかったので、太陽光発電を優先させてしまいました。そのお陰か、太陽光パネルはついているのに外構はそのままという何とも言えないアンバランスな状態です。
例えローコスト住宅で新築したとしても、外構までしっかりと行っていればそこまで外見の差はないですので、どこのメーカーで建てたかどうかは実際には良く分からないのが現状と言えます。ローコスト住宅でも最低限の外構はされる事をお勧め致します。
家の配線についての失敗
家の電気配線については、かなり計画して考えたのでほぼ満足のいく状態ではありますが、一つだけ後悔している内容があります。
それは、インターネット回線は1Fと2Fの両方に出る様にしておけば良かったかな?という内容です。まぁWifiでも安定しているのでそこまで問題ではありませんが、やっぱり有線の方が安定はしますので最低でも1つづつは各階層に付けておけば良かったかなと思っております。
壁紙に関する失敗
壁紙に関する失敗は、『水回りは防水仕様の壁紙を貼っておくべきだった』という後悔です。壁紙が一番汚れやすいのは、やっぱりトイレや洗面所等の水回りです。水回りだけでも防水性能の壁紙を貼っておけばもう少し綺麗に保持出来たのでは?と思ってしまいます。
ただ、壁紙は最悪自分でも出来る?様な気もしますので、そこまで大きな問題ではないかもしれません。但し、水回りだけ防水性能の壁紙にするのであればそこまで高くありませんし、新築の時に防水性能の壁紙にしておけば良かったのは確かだと思います。
室外機についての失敗
エアコンの室外機やエコキュートの室外機を高めに設置しておけば良かったという後悔です。自分の住んでいる地域は比較的災害が少ないと言われていますが、日本にいる限り災害と無縁というのはありえないと感じます。
2018年7月の事ですが、水害が発生し、あわや室外機が水没する直前まで家が水に浸かってしまいました。特にエコキュートは高価な機械ですし、室外機は一旦設置してしまうと配管が鉄で出来ているので高さを変える為には一旦配管を切断するなど素人では出来ない作業が発生してしまいます。
新築の際にお願いしておけば、配管を短くして台を設置するだけなので大した経費にはなりません。ぜひ室外機は高めに設置される事をお勧め致します。
奥さんとのコミュニケーション不足による失敗
ローコスト住宅を新築する際ですが、奥さんとのコミュニケーション不足だったなぁというのを、時間が経過する毎に強く感じます。それは奥さんから度々苦情を受けるからです。
新築する際はあまり何も言わない奥さんでしたが(初めての家づくりで良く分からないというのもあったと思います)、実際に住んでみると間取などのちょっとした不便でも「全然私の言う事を聞いてくれなかった」という苦情になってしまいます。
例え奥さんが余り口出しをされない様な控えめな方であったとしても、どんな要望が奥さんからあるのかをしっかりと把握するためにコミュニケーションを良く取りながら、奥さんの要望を極力汲みながら家づくりをされる事をお勧め致します。
ローコスト住宅でも、間取りや仕様を色々と変更出来るメーカーは多く存在しております。「規格住宅だから…」と諦めるのではなく、ある程度営業マンと相談しながら色々と模索する事も大切だと思います。
ローコスト住宅で新築した際の失敗談のまとめ
家づくりは3回行って始めて満足できる様になりますというお話を聞きますが、確かに全く不満が無い様に家づくりを行う事は非常に難しいんだなぁという事を日々実感しております。
特にローコスト住宅で新築される方は、私の様に資金的に余裕がない方もいらっしゃると思いますので更に難易度が上がる様な気がします(汗
ライフプランに合わせる家づくりには子育てや家事、共働きから老後など非常に長い期間にわたって利便性を考える必要があります。ぜひ、想像力をフル活用しながら、更にパートナーとしっかりと打ち合わせする時間を取りながら、また家づくりを実際に行われた方にお話を聞くなど最大限に様々な工夫をして家づくりを行われる事をお勧めいたします。