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ローコスト住宅の10年後20年後について

ローコスト住宅の10年後や20年後はどうなるのでしょうか? とあるサイトではこれからはローコスト住宅では建ててはいけないし、建てられなくなると主張されておりました。


その理由としては国が定めるエネルギー基準や長期優良住宅の基準に満たないからでした。 しかし実際には次世代エネルギー基準を満たしているローコスト住宅メーカーは非常に多く、長期優良住宅の仕様にも対応されているメーカー様も少なくなく、全く逆の状況でした。

ローコスト住宅と次世代エネルギー基準

ローコスト住宅と次世代エネルギー基準や長期優良住宅

確かに現時点で次世代エネルギー基準を満たしていないローコスト住宅メーカーも存在しているとは思います。だからと言って家を建てられない訳では無く、次世代エネルギー基準でなくては建ててはいけない法整備が整うまでは、対応していなくても新築を施工する事は可能です。

確かに次世代エネルギー基準に到達していない訳ですから、断熱の性能等は落ちるという事になりますが、実際に多くのローコスト住宅メーカーを見る限り、多くのメーカーが次世代エネルギー基準を満たしている状態でした。

  ローコスト住宅の断熱性能

ローコスト住宅のコンセプト自体が品質を落とさずコストカットというのが殆どでで、断熱といえばもっとも重要な性能の一つですので、たとえローコスト住宅でも、やはりこだわりをもって施工されているメーカー様が多い印象を受けます。

ローコスト住宅は10年後も残っている?

今後10年後20年後も、ローコスト住宅自体は無くならないと思います。

勿論、瑕疵が多く問題が多いローコスト住宅メーカーは淘汰されていきますが、しっかりとした企業体質を守っておられるメーカーであれば逆に大きくなる可能性も十分あります。

やはり日本の経済事情も芳しくない状況ですし、ローコスト住宅のシステムを一旦構築してしまえばコストカットをした部分によりますが、そこまで企業に負担がない要素も多くあります。


例えば広告や非常に高額な維持費用が掛かる住宅展示場、更に住宅を売るための営業マンの費用については、口コミが広がりSNSなどでお客様がくる状態であれば、しっかりとした施工を続ければ広告なしでも十分に集客は可能となります。

また、仕入れのルートも一旦構築してしまえば、仲介業者を介さずとも注文を行う事はそこまで難しい事ではありません。更に、プランを規格化して仕様や間取りを制限しコストカットをする部分についても維持していく事は別に難しい事ではありませんし、時間が経過すればプランが増える可能性も十分あります。

10年後に残るローコスト住宅と淘汰されるローコスト住宅

確かに、コストカットをする部分が会社に無理が掛かる状態であれば10年後や20年後は、そういったローコスト住宅メーカーは淘汰されていくと思いますが、理想的なコストカットであれば10年後は更に発展している可能性もあると思います。

ローコスト住宅は10年後、20年後に残っている?

施工品質につきましても、施工する現場の人の人件費等を守りながら、無理をさせない施工を続けていれば施工品質は高まり、口コミも広がり易い情報社会になっています。

逆に現場の人件費までコストカットを行い、現場に無理を掛けているローコスト住宅メーカーであれば、トラブルや瑕疵が生じやすく、問題が表面化したときにSNSなどで一気に拡散し、倒産する可能性もあると思います。

ローコスト住宅の10年後20年後のまとめ

コストカットを行うという事は、多くの企業努力が必要だと思います。 どのようなコストカットを行っているかによってローコスト住宅メーカーの10年後は変わってくると思います。

 発展するローコスト住宅メーカー様もあれば、当然倒産するローコスト住宅もあると思います。やはり家づくりは一生に一度の大きな買い物ですので、10年後20年後もしっかりとお付き合い出来るハウスメーカー様を選びましょう。