マンションと戸建てはどちらが良いのでしょうか
一戸建てとマンションどっちが良いの?
一軒家とマンションのメリットデメリット
マンションのメリット
都会に住める
マンションの一番の利便性はここではないでしょうか、都会で一軒家はかなりハードルが高いですが、マンションですと、土地は住民全員で分割される区域分で済みます。土地が高い場所でも比較的安く購入できるのがマンションの最大のメリットです。
景観が良い
マンションを決める際に衝動的に購入される方にこの理由が多いとも言われております。やはり高層階からの眺めは非常に良く、「こんな所で生活出来たら夢みたい。。。」という理由で中には衝動買いをされる方もおられるそうです。
防犯が比較的良い
マンションはやはりオートロックが基本ですし、防犯カメラが設置され管理人がいるのが普通です。確かに万全ではないでしょうが、一軒家に比べればやはり比較的に防犯は優れてると言っても過言ではないでしょう。
ゴミ出し等が比較的楽
マンション等では排水溝から直接ゴミを捨てられる『ディスポーザ』機能がついていたり、共用部のゴミ収集所は曜日に関係なくいつでも捨てられたり等のメリットがあります。
戸建てでも『ディスポーザ』機能を付ける事も可能ですが、ディスポーザ用にゴミを分ける設備を設置したり等、マンションに比べると少しハードルが上がる傾向にあります。
賃貸等の転用がやり易い
やはりマンションは利便性の高い場所にありますので、万が一転勤等で移動となって賃貸に出す事になっても、借り手がつきやすいというメリットがあります。
蚊や害虫等が侵入しにくい
特に高層階ですと、蚊が入って来る事はありませんし。全体的に害虫は侵入しにくい環境になっております。4階以上だと蚊は殆ど侵入してきませんが、ゴキブリなどは壁を伝ってくるので高さで防ぐのは難しいそうです。
逆にマンションのデメリットはどんな所にあるのでしょうか?
マンションのデメリット
維持管理費が住んでいる限り発生する。
やはりマンションには維持管理費が欠かせません。この維持管理費ですが、近年維持管理費を安く設定しているマンションが見受けられますが、実はこの維持管理費マンション全体の維持管理費となっております。
よくあるマンションのメリットの説明で、一軒家だとなにか壊れた場合修理する場合自分でお金を取っておかないといけないけれども、マンションの場合維持管理費で積み立てされています等ありますが、実は維持管理費は自分が住むスペースには一切使えません。
共同の場所、例えばエレベーターの故障、外壁の壊れの修繕等またはマンションの周りの清掃など、マンションの建物自体の維持に利用されます。
当然維持管理費が安いという事は、いざという時のマンションの修理にお金が足らない場合、住人全体で割った分の負担金が急に発生する可能性があります。
またマンションが老朽化すれば当然維持するお金は多くなりますので、最初は安くても後々どんどん高くなる可能性が十分あります。 その代わり、そのお金で管理人の方が共用部分の清掃や維持に使われております。
長年かかる維持管理費を考慮すると、マンションが割高になる確率は非常に高くなりますが、都会に住める利便性と共用部の管理のお金と考えるのが妥当でしょう。
駐車料金が発生する
マンションに車を駐車する場合、駐車料金が発生します。実はこの駐車代、マンション全体の修繕費等に利用する事が多く、駐車場を利用する方が減ると、いざマンションを修繕する際に費用が足りず、臨時で修繕費を1戸当たりいくらかという形で発生する可能性があります。
マンションは都会に建てられる場合が多く、住人が高齢化した場合、車無しでも生活出来ることから駐車スペースが空きがちになり、マンションの管理費用が足りなくなる問題が近年発生しております。
音に関するトラブルに敏感
これは一軒家にも言える内容ですが、やはりマンションは壁だけで分かれておりますので、より音に関するトラブルは大きく出てくるのは仕方ないと思われます。また規制緩和でマンション等が宿泊施設等として利用されるリスクも考慮した方が良いでしょう。
高層階ですと長期の揺れ等による「高層階症候群」の発生リスクも
イギリスでは4階以上には育児世帯は住まないように規制されております。特に地震大国日本はいざという時の地震の為に免震構造となっております。地震の衝撃自体はこれによって弱まるのですが、揺れる時間自体は非常に長くなってしまったり、強風時などはずっと揺れていたり等の現象が起きてきます。
また上の階は気圧が低くなっている等あります。勿論、健康な方は問題ないのですが、揺れに敏感、元々体が弱い等持病をお持ちの方は気を付けた方が良いでしょう。
固定資産税が高い。
基本的に土地より建物の方が固定資産税は高く設定されております。マンションの場合資産の内訳で建物の割合が非常に高いので同程度の値段の一戸建てと比べると割高になってしまいます。 また近年は高層階での課税が採用されたので、高層階ではさらに固定資産税は高くなってしまいます。
間取りはある程度決まった形から選ばないといけない。
最近のマンションは、住む方の事を非常によく考えて設計してありますので、デメリットというには言い過ぎかもしれませんが、自由度を比較した時にやはり少し一軒家に劣るのは仕方ないと思われます。
エレベーター等を利用しなければならない。
マンションにエレベーターはつきものです。やはり駐車場から距離があるのは仕方ないかもしれません。特に高層階ですと時間もかかりますので長年住むと面倒な事もあるでしょう。
ペットを飼いにくい
共同施設という仕様上ペットは飼いにくい傾向があります。勿論ペット可能な物件もありますが、一軒家と比べた場合どうしても制約は出てきます。
一軒家のメリットデメリット
都会以外ですとある程度駐車場や庭のスペースを確保できる。
やはり一軒家のメリットは広い土地にあると思います。大都会では難しい話ですが、地方でしたら思い通りの土地設計が可能です。
維持管理費をある程度安く抑える事が出来る。
最近の一戸建ては、耐用年数の長い素材を利用している事が多く。確かに50年以上住んでいれば修繕個所も出てくると思われますが、新築の場合そこまでの大補修は起きないと考えられます。
売却時に価値が下がりにくい
売却する場合、やはり建物部分は価値がかなり下がってきます。ただ土地の価値は建物程下がりませんので、資産の中で建物の割合が低い一軒家の方が高く売れる可能性があります。 勿論立地や、周囲の土地の環境変化等でマンションも同様に高く売れる可能性はありますので一軒家の方が確率が高いという話ですので、必ずしも当てはまるわけではありません。
固定資産税が安め
やはり、固定資産税は建物部分に掛かる部分が高く設定されておりますので、同程度の金額の物件なら一軒家の方が固定資産税は安くなっております。
太陽光などの発電が可能
現在では、電力会社の買取価格はかなり低くなっており、電力会社から買う方が高い金額となっております。それでも4kw程度の太陽光を載せ、特に安い夜間電力をうまく利用すれば光熱費は殆ど発生しないくらいの発電は可能となっています。
また昼間に太陽光で発電した電気を使う場合は、電力会社から買う高い値段の電気をその分使わなくなるわけですし、蓄電池が発達してくれば自分で利用する電気は自分で賄える可能性もありますので、まだまだ太陽光発電導入もも参考にする価値はあると思われます。
増改築は自由
自分の家ですから、当然増改築は自由ですね。これも一軒家の大きなメリットかもしれません。子育てが終わったり、また子供が一緒に住みたい等にカスタマイズ可能なのは強みと言えます。
音等の騒音はマンションより少ない
やはり、一軒家の場合ある程度離れておりますし、最近の新築は二重窓が普通で音もある程度防ぐ構造になっております。もちろん騒音問題は隣の住人によって変化しますが、マンションより騒音問題が起きにくいのは確かでしょう。
ペットを飼いやすい
マンションに比べ、一軒家は圧倒的にペットを飼いやすい環境です。 庭等も広めの場合断然ペットを飼いやすい環境と言えるでしょう。
一軒家のデメリット
利便性に於いてマンションの様な立地を確保するのは難しい。
やはり一戸建ては土地が高い都会等に建てるのは非常に困難です。資金がない場合はある程度の地方や都会から離れたベットタウンを選択するしかありません。
町内会等の付き合いは欠かせない。
これはマンションでも当然マンション内の組合等ありますので、一軒家のデメリットにするというのは言い過ぎかもしれませんが。より町内の付き合いが一軒家の方が強いのは確かです。 しかしこれは人とのつながりがメリットになる可能性もありますので、一概にはデメリットと言えないと思われます。
賃貸等の転用はマンションよりやり難い。
やはり賃貸等となりますと、立地が重要視されますので、賃貸等の転用は難しいでしょう。但し一軒家を持たれる方は基本賃貸を考えておられる方は少ないと思いますので、デメリットとは言えないのかもしれません。
建物の修繕は自分で貯蓄しなければならない。
これも、マンションの場合自分のスペースは自分で修繕費を確保しないといけませんので、同じと考えてもおかしくないかもしれません。 また最近の新築は耐用年数の長い素材を利用しておりますので、比較的安価に済む事も少なくありません。
高齢になると住みにくくなる可能性がある。
やはり一戸建ては2階立てが多いですし都会から離れている可能性がありますので、高齢になった場合住みにくくなる可能性があります。但し、長く健康でいる為には運動は欠かせません、階段の上り下りも日常の貴重な運動ですので、階段がある事で健康に良い可能性もあります。
防犯関連はマンションに劣ります。
やはり防犯カメラを完備し管理人もいるマンションに比べ、防犯は自分で管理しなければなりません。
庭等の手入れが必要
こちらも外構等でしっかりと固めていれば手入れは不必要ですが、素敵なお庭を持ちたい等ですと手入れに時間がかかってきます。ただ趣味等ですとデメリットとは言えないかもしれません。
戸建てとマンションのメリットデメリットまとめ
戸建てもマンションもメリットデメリットが存在します。
やはりマンションは長い目で見ると割高ですが、その分利便性のいい場所やセキュリティを買っていると言えますし。
一戸建ては自由度が高く、駐車場等広く取れたり太陽光を使えたり等カスタマイズに優れていますが、場所等の利便性には劣ります。
どちらがいいとは一概に言えませんが、これからのライフスタイルをよく検討しながら、住みやすい環境で決めるのが最適と言えます。