ローコスト住宅の平屋のメリットは?
ローコスト住宅の平屋
ローコストハウスは、平屋で更にコストカットも可能です。
ローコスト住宅の一番のメリットはコストが安いことにあります。 近年300万台の年収の方が増え、自分のようにマイホームを完全に諦めている方も増加していると思います。平屋にする事で、更にコストを抑える事が可能ですが、当然メリットデメリットは存在します。
簡単にローコスト住宅で平屋を建てた場合のメリットデメリットをまとめたいと思います。
ローコストハウスの平屋のメリット
コストカット
一番のメリットはコストを削減できる事です。ローコスト住宅はもともとコストを抑えた住宅ですので、更にコストカットする事が可能となります。住宅本体価格を500万程度に抑える事も間取り次第では可能となります。
1フロアなので、生活が楽
平屋は当然1Fだけになります。特に子供が巣立った後などは広さ的にも程よい広さとなりますし、階段等が存在しませんので階段の昇り降りもなく、マンションンの様にワンフロアーで生活する事が出来ます。
太陽光発電も可能
平屋でも屋根の広さは同じになります。最近では平屋でも10Kwの太陽光パネルを設置可能なプランも存在します。太陽光パネルを設置する事で長期的にみると更なるコストカットを実現する事が出来ます。
平屋であれば、真夏の暑い時期にパネルが過熱しすぎて発電効率が落ちても、パネルに水を掛けるなどの対策をやりやすいですし、人間が近い状態なので、スズメが巣を作る可能性も非常に低くなります。もちろん掃除したりのメンテナンスもし易いので、二階建てに太陽光パネルを設置するよりもメリットは大きいですね。
ローコスト住宅の平屋のデメリット
広さが確保出来ない
当然ですが、平屋設計ですと2階建てと比べ半分の広さしか確保できません。土地が広ければ平屋で広くすれば良いという考えもありますが、当然その分費用は多くなります。
地盤改良等が必要な場合地盤改良の範囲が広がり、土地が広ければ土地代も当然多く掛かり、思ったほどのコストカットが出来ない可能性もあります。地盤改良の必要のない強固な地盤で、土地代が安い場所であれば広さを広げる事も検討しやすいと思います。
間取りが難しい
やはり広さが確保出来ない分、間取りを考えるのは非常に難しいと思います。あまり細かく仕切りすぎると生活に不便になりますし、かといって全く仕切らない訳にもいかないでしょう。特に子供さんのおられる場合は非常に頭を悩ませる部分だと思います。
思ったほどコストカット出来ない場合もある
ローコスト住宅の平屋の場合、本体価格を安くする事は可能です。ただし付帯金額の地盤改良や水道や電気を引く費用や屋根の費用、更には浄化槽の費用などは2階建てと同じように発生します。外構をする場合も同じように費用が発生します。
居住空間の広さが確保できない割にそこまでコストカットが出来ない可能性もありますので、注意が必要です。
平屋で是非採用した方が良い仕様
平屋をローコスト住宅で新築する場合、ぜひ採用した方が良い仕様がいくつか存在します。相性の良い仕様を上手に組み込むことで、平屋のデメリットを最小限にしてメリットを最大限活かすことが可能です。
そんなお勧めの仕様を紹介いたします。
屋根裏部屋
ローコスト住宅で平屋を新築される場合、屋根裏部屋は非常におすすめの仕様です。上手に屋根裏部屋を施工すれば、居住面積は2倍に増加しますので、平屋のデメリットである「間取りの難しさ、居住空間の狭さ」が大きく改善します。
もちろん屋根裏部屋ですので、天井高は少し低い場所が出来たりしますが工夫次第で書斎にしたり、趣味のスペースに利用したりと屋根裏部屋ならではの利用法がきっとあるはずです。
特に頻繁に屋根裏部屋を利用される可能性がある場合は、是非固定階段を設置して自由に行き来できるようにしたいですね。
ロフト
屋根裏部屋まではちょっと…という方は、ロフトも平屋と非常に相性の良い仕様です。寝るスペースだけでも別の場所にあれば間取りの自由度が増加しますし、子供の勉強スペースにしたり、ちょっとした収納にしたりと活用法は様々です。
限られた空間を如何に上手に利用するかが、平屋を上手に建てるコツなのかもしれません。
床下収納
床下収納も、平屋の限られた収納スペースを最大限に広げる相性の良い仕様です。開口部分が一つでも、スライドさせて複数の収納ボックスを設置する事も可能です。
設置される際は、床下収納は人が上を歩くのにはあまり適しませんので、人が行き来しないスペースに設置しましょう。
平屋にお勧めの仕様
平屋で絶対に欲しい仕様ではありませんが、あった方が良い仕様を紹介いたします。家づくりの参考にして頂ければ幸いです。
サンルーム
平屋ではベランダがありませんので、お庭に洗濯物を干す可能性もあります。風で飛びやすいですし、下着類を外に干すのはちょっと…という場合でもサンルームがあれば、雨を気にせず室内に洗濯物を干すことが可能です。
洗濯物の乾き具合も良いですし、室内干し出来るスペースを確保しにくいのも平屋の特徴ですので、とてもお勧めの仕様と言えます。
ウッドデッキ
ウッドデッキも必須の仕様ではありませんが、平屋では1階が生活の基本ですのでよりお庭に近い生活になりますので、よりお庭を楽しんだり近く感じるための仕様としてウッドデッキはとても便利です。サンルームを設置できなかった時の洗濯物を干す場所としても利用出来ますね。
まとめ
ローコスト住宅の平屋はコストカット可能ですが、思ったほど費用が下がらない可能性もあります。また、家族が多い場合は間取りの問題にかなり頭を悩ませる可能性が高いです。今後の人生設計や収入のバランスを良く考えながら出来るだけメリットを大きく引き出せるように計画しましょう。
特に太陽光発電などは30年以上電気代をカット出来、費用対効果が高い可能性もありますので、住宅ローンの安い金利を利用できる場合は検討しても良いかもしれません。