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壁付けキッチンのメリットデメリット

キッチンを選ぶ場合、対面式キッチンか壁付けキッチンか悩まれる方も多いと思います。

最近は対面キッチンを選ばれる方が圧倒的に多数だと思います。実際に殆どのローコスト住宅で対面式と壁付けキッチンの両方が提案されておりますが、実際にどんなメリットデメリットがあるのでしょうか?

窓付けキッチンの様子

壁付けキッチンのメリット

リビングの間取りを広くとれる

壁付けキッチンの場合、カウンター等がないのでその分間取りのスペースを広くとる事が可能です。

実は我が家も5人家族ですので、一時期3姉妹に1人1部屋ずつ取る事も検討しておりました。その間取りを検討する中で、スペースをより広くとれる壁付けキッチンも一つの可能性として検討しました。

結果的には、奥さんの強い要望で対面キッチンになりましたが…

リビングが広い窓付けキッチン

キッチンカウンターを広くとれる

壁付けキッチンでも、キッチンカウンターを設置する事は勿論可能です。

対面キッチンですと、コンロや流しがある関係上、キッチンカウンターは狭くなりますが、壁付けキッチンですと広めにキッチンカウンターを設置する事が可能です。

キッチンカウンターが広ければ料理の手伝いもしやすくなりますので、子供さんに料理を手伝ってほしい場合は、壁付けキッチンにしてキッチンカウンターを広く設置するのも良い作戦だと思います。

対面キッチンで後悔されている方の理由の一つにも、「もっとキッチンカウンターを利用したかった」というのがあります。




リビングの間取りに自由度が増える

壁付けキッチンのもう一つの良い所は、色々な間取りに合わせて壁側に設置出来る事です。

対面キッチンの場合、どうしても長方形の間取りを設置する必要がありますが、壁付けキッチンであればL字型にキッチンを設置したり、狭小地であればくの字型にキッチンがなる可能性もあり、その場合でも柔軟に対応しやすいのが壁型キッチンのメリットと言えます。

ローコスト住宅を検討されている方であれば、コストを抑えたいという面もありますので、自由度が高いキッチンというのは、メリットの一つと言えるでしょう。




料理に集中出来る

壁付けキッチンの方が、料理に集中しやすいと言えます。

対面キッチンは、リビングの様子が手に取る様に分かりますので、子供の様子やテレビなどが気になる方はどうしても目に入ってしまいます。

この内容に関しては、個人差がありますので、「子供の事が見えていないと心配で集中できない」という方はデメリットになりますし、「リビングが見えると気が散って仕方ない」という方は、メリットになると言えます。


奥さんの性格に合わせて、キッチンの仕様を選択する事も大切ですね。


窓付けキッチンで料理に集中している様子

窓の外の景色を見ながら調理が出来る

壁付けキッチンの場合、キッチンに窓を設置して風景を眺める事も可能です。

自然が見える場所等、特に景色の良い場所にマイホームを新築した場合、料理している間も景色を楽しみたい方に壁付けキッチンが最適です。

ダイニングテーブルを利用しやすい

壁付けキッチンの殆どが、キッチンのすぐ後ろにダイニングテーブルを設置しています。

すぐ後ろにあれば、配膳や片付けがとても簡単です。勿論ダイニングテーブルを料理の際の作業台として利用する事も可能です。

間取りを出来るだけ有効に活用出来る事が、壁付けキッチンの最大の魅力とも言えます。
ダイニングテーブルで調理している様子

壁付けキッチンのデメリット

リビングの様子が分かりずらい

壁付けキッチンのデメリットの一つに、リビングの様子が分かりにくいという事があります。

特にお子様がまだ小さい時は、料理している間も目が離せないという事が多いと思います。

「たまに振り向けばいいのでは?」というご意見もあるとは思いますが、料理に集中してしまうとなかなかそうもいきません。視界の中に常にあるのと、振り向かないと見えないというのは小さいようで結構な差になります。

また、食事を作りながら家族と対話したり関りを持つという事も壁付けキッチンでは難しくなってしまいます。子育て世代の多くが、対面キッチンを選ぶ理由の大きな一つに、この壁付けキッチンデメリットが存在すると思います。




キッチンがリビングから丸見えになってしまう

壁付けキッチンの場合、対面キッチンと違いキッチンがリビングから丸見えになってしまいます。

家族だけであれば問題ありませんが、来客が多い場合は見栄え的にあまり良くはありませんので、デメリットの一つとも言えます。

ただし、壁付けキッチンも工夫して、簡単な間仕切りを利用し「サッ」っと目隠し出来るようにする事も可能ですし、独立型のキッチンならリビングから見える事もありません。

 

あくまでも、キッチンとリビングが繋がっている間取りのデメリットとなります。

どうしても壁付けキッチンを選ぶしかないけど、使わない時は隠したい… という場合はキッチンを隠す間仕切りも検討した方が良いかもしれません。
リビングから丸見えの窓付けキッチン

食器置き場に工夫が必要

壁付けキッチンの場合、食器置き場を工夫して設置しないと、キッチンの利用が不便になってしまう可能性があります。

パントリーや、食器棚自体を工夫する事や、設置場所も長く利用する事を考えて上手に設置しましょう。

キッチンカウンターを設けて、そこに収納するのも一つの手段と言えます。

壁付けキッチンのまとめ

対面キッチンも壁付けキッチンもメリットデメリットがあります。

対面キッチンはどちらかといえば、子育てにピッタリな仕様と言えますし、壁付けキッチンはスペースにゆとりが持て間取りに自由にフィット出来るメリットが大きいと思います。

どちらが良いとは一概に言えませんが、現在のライフプランを考えれば自ずと正解が見えてくると思います。

家事は毎日続くものですし、楽しい作業にする為にもぜひ満足度の高い仕様を選択される事をお勧めいたします。