食器洗い機(ビルトインタイプ)はおすすめ? ローコスト住宅 ブログ
食器洗い機はおすすめ?実際に使ってみて
我が家も食器洗い乾燥機をローコスト住宅を新築する時に導入しました。
子供が3人もいますので、「何とか家事の負担を減らしてあげたい」という理由と、「自分も手伝う頻度が高いし、ちょっとでも楽をしたい…」という自己中心的な理由もありました…。
アパート時代に購入しても良かったのですが、【場所を取る】【アパートの台所は非常に狭い】【金銭的に余裕がない】等々の問題があり、なかなか購入に踏み切れませんでした。
ローコスト住宅を新築する際も、極力オプションは無しの方向性で建てていたのですが、食器洗い乾燥機(ビルトインタイプ)についてはキャンペーンで無料だったので、ずっと欲しいと思っていたのもあり導入しました。
食器洗い乾燥機(ビルトインタイプ)のメリットについて。
食器洗い機の導入は、非常にメリットが大きかったなと感じております。
最近は多くの人が使っていますので、今更感があるのかもしれませんが、洗濯板で洗濯していた衣類を洗濯機で洗えるという程の革命ではありませんが、非常に便利で満足しております。
我が家の食器洗い乾燥機です。コップ受けには置いていない状態です。
食器洗いが楽
食器洗い乾燥機の場合、ご飯粒や残飯やカレーの跡が張り付いたまま入れてしまうと少し残ってしまいますので、ある程度は予洗い(軽く残飯などを洗い流す)が必要です。
ただし、予洗いの作業は非常に簡単で適当にお湯でご飯粒や残飯を取り除く程度です。もちろん洗剤などは殆ど使いません。
食洗器を利用せずに普通に洗う場合、食器用洗剤を使い汚れを綺麗に取り除きながら、最後に洗剤が残らない様に洗い流すという作業になりますが、それと比べると格段に楽な作業です。
時間的にも半分以下~1/3程度、あるいはもっと少ない時間でも終わってしまいます。
また、機種によっては、結構汚れが残っていても綺麗に落とせますので、その場合は予洗いの負担は殆どありません。
流石に、我が家の様に5人家族ですと全ての食器が食器洗い乾燥機に入る訳ではありません。しかし、殆どの食器が入りますし、残った食器を洗う程度であればそこまで負担ではありません。
食器洗い乾燥機に入れる前は「うわ~今日もこんなにある~」と思っていたのが、取りあえず食器洗い乾燥機に入る分を入れると「あれ?これだけになっちゃった」というくらい減ってしまいます。
特に、食器洗い乾燥機に合わせて食器を選んだり、おかずを複数載せれるお皿を利用する等、食器洗い乾燥機を最大限利用出来る食器を選べば更に効率が上がります。
水道代が安い
食器洗い乾燥機は、普通に洗うよりも水道代がお安く済みます。
というのも、普通に洗う場合お湯を流しっぱなしで洗いますが、食器洗い乾燥機では普通は手洗いでは扱えない様な高温のお湯を循環させて、食器に水流を何度も叩きつけて洗いますので、少ないお湯で食器を洗う事が可能です。
水不足な地域では、食器洗い乾燥機を購入した家庭に補助金を出すなどして、水不足対策に利用した例がある位、水道代の節約には有効な手段です。
手荒れ予防
食器洗いで、手が荒れる方もおられると思います。
手袋等々を利用されている方も多いと思いますが、洗剤やお水に触れる機会が多い食器洗いは手に取って負担になる事が多いと思います。
食器洗い乾燥機であれば、予洗いで洗剤に触る事もありませんし、時間的にも環境的にも手荒れしにくくなるのは間違いありません。
高温乾燥で清潔
食器洗い乾燥機では、食器を洗った後に高温で温風を吹きかけ乾燥させます。
雑菌等は高熱に弱いですので、非常に清潔であるのもメリットの一つとなります。
また、手洗いでは使えない様な酵素が食器洗い乾燥機用の洗剤には含まれており、より汚れが落ちやすくなっております。機種や性能にもよりますが、洗いあがりが非常にピカピカになります。
キッチンがスッキリ
これは、ビルトインタイプの食器洗い乾燥機に限定されますが、食器を置く場所が減りますので、キッチンがスッキリする傾向にあります。
ただし、食器洗い乾燥機だけですべて完結させるというのは実際には不可能ですので(鍋やフライパン等)、ある程度食器を乾燥させるスペースは必要になると思います。
あくまでも、食器を乾かすスペースが少なくて済むという認識ですね。
食器洗い乾燥機のデメリットについて。
便利で生活に欠かせないのでは?と思うぐらいの食器洗い乾燥機ですが、勿論デメリットも存在します。
実際に使った感想も加えながらデメリットを説明したいと思います。
初期費用が掛かる
一昔前と比べれば、格段に安くなった食器洗い乾燥機ですが、やっぱりまだまだ高いお買い物である事には違いありません。
私自身も、ローコスト住宅を新築する際のキャンペーンで無料でついたといっても「結局新築したんだしお金掛かってるでしょ?」と言われれば「確かにその通りです…」と思ってしまいます。
安い食器洗い乾燥機も当然ありますが、やはりある程度の値段の食器洗い乾燥機でなければ、洗いあがりや耐久性に不安が残ると思います。
やはり便利を求めるにはある程度の出費は仕方ないと思います。
メンテナンス費用が掛かる
どんな家電製品も同じですが、やはり故障せずに永遠に稼働する製品はありません。
故障すれば修理が必要ですし、長年利用すれば買い替えも必要になるでしょう。
場所を取る
これはビルトインタイプでない食器洗い乾燥機のお話ですが、キッチンに置くタイプの場合はかなりのスペースを使ってしまいます。
特に賃貸住宅の場合、キッチンの広さがかなり制限される場合も多いともいます。最近の食器洗い乾燥機は一昔前と比べればかなりスリムになりましたが、やはり食器を入れないと洗えないという特性上ある程度のスペースを取るしかありません。
光熱費が高くなる可能性も
光熱費に関しましては、契約内容や使用状況等々に差が出ますので必ずとは言えませんが、光熱費が逆に下がる可能性もあります。
特に、プロパンガス等でお湯を沸かして食器を洗っておられるご家庭であれば、光熱費が下がる可能性も十分にあります。
というのも、お湯をつくるときにガス代が一番跳ね上がるからです。お湯を流し続けながら洗うのと、一度温めたお湯を循環させながら洗うのでは光熱費に大きな差がでてしまいます。
逆に、光熱費が上がる可能性があるとすれば、食器を乾燥させるときの温風代が考えられます。
電気プランによっては格安の深夜電力を利用出来ない場合もありますので、高い電気代で朝、昼、夜と3回乾燥させた場合は電気代が掛かる可能性があります。
我が家の電気代はビルトインタイプの食器洗い乾燥機で1日1回~2回食洗器を利用し、夜の分はタイマーを利用して深夜料金で乾燥させております。
夏場は食器洗いにお湯は必要ありませんので、普段は食器を自然乾燥させている方であれば、食器洗い乾燥機の方が光熱費が掛かる可能性があります。
ただし、ビルトインタイプではなく、キッチンに置くタイプの食器洗い乾燥機であれば、乾燥機を作動させなくても蓋を開けておけば食器が熱くなっておりますので、乾燥しやすく、自然乾燥も可能となります。
光熱費に関しては、電気料金の契約プランや食器洗い乾燥機の使用頻度、水道代は下がるという事も含めて、総合的に検討した方が良いでしょう。
食器を選ぶ
食器洗い機に合わない材質の食器もありますし、食器洗い機に合いにくい形状の食器も勿論あります。
アルミや銅や銀などの特殊な金属類は、食器用洗剤で変色したり、漆塗りの食器が剥がれたり等があります。
また、食器の形状も底が深い形状の食器は洗いにくかったり数が入らなかったりします。
私自身も、昔は何も気にせず食器を選んでいましたが、「この形状だと食洗器に合わないな~」と思うとちょっとオシャレでも諦めてしまうようになりました。
時間が掛かる
食器洗い乾燥機は非常に時間が掛かります。
我が家では食器洗いで1時間程度、乾燥で1時間程度掛かりますので、合計で2時間かかります。
基本的にはセットしてから放置していますので、気にならないと言えば気になりませんが、結構長い時間稼働しております。
食器洗い乾燥機にセットしたけど、スタートを押していなくて次の食事時間になった時などは、慌ててスタートを押してもすぐに洗い終わりませんので、ちょっと困るかもしれません。そんな時は急いで手洗いするしかありませんね。(汗
最近ではスピードコースやエココースなど時短できる食洗器もありますので、掛かる時間は機種によって短縮できますが、やはり乾燥まで入れるとそれなりに時間は掛かります。
我が家の食器洗い乾燥機のボタンです。乾燥時間等が選べます。(予約は深夜電力を利用する為のボタンで4時間後にスタートします。)
音が気になる方も
食洗器も機種によってはそれなりに音がします。
我が家の食器洗い乾燥機も、洗っている間は「シャッシャッシャッシャッ」という音が鳴りますし、乾燥させている間は「ブォーン」という音がなります。 どちらもそこまで気になる程の音量ではありませんが、キッチンと寝室が近く、食洗器が寝室側にある場合は音が気になる可能性があります。
我が家の場合はキッチンが1Fで寝室は2Fですので、食器洗い乾燥機の音は全く聞こえません。
寝る時に音がなると気になる方やキッチンと寝室が非常に近い場合には音の問題にも気を付けた方が良いかもしれません。
食器洗い乾燥機のまとめ
色々と食器洗い乾燥機のメリットデメリットを紹介しましたが、ローコスト住宅を新築して一番感動した仕様の一つでもあります。
我が家の場合、格安の深夜電力を利用出来ますので、デメリットは非常に少なく「生活に欠かせない」と言える程の存在になってしまいました。
たしかに故障すれば修理費等が掛かりますが、修理費を無理して払っても維持したい仕様であるのには違いありません。
共働きが多い現代社会で、非常にメリットの多い設備だと思いますので、導入できる方はぜひ導入される事をお勧め致します。