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宅配ボックスのメリットデメリット

最近では新築のマンションには必ずと言っていいほど導入されている宅配ボックス。戸建て用の宅配ボックスも導入され、仕様として提案されているローコスト住宅メーカーもちらほら見受けられます。

ネット販売が拡大する中、楽天やアマゾンを利用されている方が殆どだと思います。そんなちょっと便利そうな宅配ボックスのメリットデメリットを利用者の声を参考にまとめてみました。

戸建て用と集合住宅用の宅配ボックスの違い

宅配ボックスにも戸建て用と集合住宅用があります。

集合住宅用は共用となっている仕様上、番号を間違えて配達されたり、集合ポストに投函された暗証番号を見られ中身を盗まれたり等のリスクがあります。【共用の宅配ボックスは、開ける為の暗証番号を不在表に記入してポストに投函する仕組みです。】

戸建て用の宅配ボックスの場合、部屋を間違える事はありませんし、開錠はシリンダーキーを利用しますので暗証番号を盗まれて中身を盗まれる心配もありません。そういった点でメリットの方が大きいと言えます。

宅配ボックス
【共用タイプの宅配ボックスです。】

宅配ボックスのメリット

不在時に受け取り可能

宅配ボックスの一番のメリットは不在時に荷物を受け取る事が可能という事です。

これは完全に家にいないという状態から、お風呂に入っていて出られなかったり、洗濯物を干していてチャイムに気づかなかった場合も含めて受け取りが可能という幅広いシチュエーションが含まれます。

たとえ家に人がいたとしても、子供さんだけの場合は「宅配業者の人だけは対応してね」と言っても難しい場合がありますよね。そんな時も含めて安心に荷物を受け取る事が可能です。



不審者対策

最近では、宅配業者を装った不審者も出没しております。宅配ボックスを利用すれば、直接荷物の受け取りを行わなくても良いので、とても安心です。勿論大きな荷物は無理でしょうが…

宅配ボックス

捺印機能のあれば、捺印も可能

宅配ボックスには捺印機能が付いている種類の製品もあります。

「なんでもかんでも捺印されたら困る」と思われるかもしれませんが、扉を開いた時に1度だけしか捺印出来ない仕様になっている商品もありますので、安心です。

荷物の発送やクリーニングの受け取りも可能

宅配ボックスの仕様やサイズにもよりますが、中には荷物の発送やクリーニングした衣類の受け渡しを可能にした宅配ボックスも出ております。

共働きが増加している現代には無くてはならない、非常に便利な機能となりつつある宅配ボックス、近い未来には宅配ボックスが新築では当たり前になりそうですね!

宅配業者の方への配慮

不在が多く、宅配業者の方へ何度も再配達をお願いするのが忍びない方も多いと思います。

宅配ボックスがあれば、宅配業者の方に負担を掛ける事もなく、申し訳なく思う必要もなくなります。

中には「宅配ボックスを導入して下さってありがとうございます。」と宅配業者の方からお礼を言われた方もおられますよ。

宅配ボックス

宅配ボックスのデメリット

宅配業者によっては利用されない

これは地域や業者によって様々ですが、宅配業者の中には最初から【宅配ボックスには入れない様に】と指導されている所もあります。

理由としては、【暗証番号式の宅配ボックス】はトラブルが多発しやすいという事です。番号の間違いや暗証番号の盗難等でトラブルが発生した過去があるという事です。

宅配ボックスでトラブルになりやすいのはどちらかと言えばマンションや賃貸などの共用の宅配ボックスとなりますので、戸建てであれば暗証番号式ではなく、シリンダーキーやカードキーが主流ですので、宅配業者も大丈夫な可能性が高くなります。




宅配ボックスに気付かない業者も

まだまだ宅配ボックスで受け取りをされる方は少数派ですし、慣れていない宅配業者さんもおられます。

そもそも宅配ボックスの存在に気付かなかったり、宅配ボックスによっては操作方法が違ってきますので、ちょっと敬遠される可能性もあります。

利用方法を分かり易く表示したり、宅配ボックスに気づきやすくする様に目印を付けるなどの工夫をするのも良いでしょう。

宅配ボックス

盗難された場合は自己責任

宅配ボックスで受け取りをする際に、もし盗難等で荷物を盗まれた場合は受け取り主が責任を負わないといけなくなってしまいます。

これは、配達員が宅配ボックスを閉め忘れてしまった、もしくは配達員が入れたと言って盗んでしまった【この様なケースは稀でしょうが…】という受け取り側に責任が無い場合も、ちゃんとした証拠が無い場合は受け取り主側の責任となる可能性が非常に高くなっております。

この様なトラブルを未然に防ぐ為には防犯カメラ等を設置するのも良いかもしれません。

宅配ボックス

設置費用が発生する

宅配ボックスの規模や仕様によりますが、5万円~10万円程度の設置費用が発生します。

もし、郵便受けを含む外構をされる場合は、一緒に導入する事で設置費用をお安く出来る可能性があります。

宅配ボックス

不在の多い家と思われてしまう

宅配ボックスがまだまだ普及していない環境だからこそ発生する問題ですが、宅配ボックスがある=不在が多い家と思われてしまう可能性があります。

泥棒は出来るだけ不在の家を狙いますので、防犯上はあまり良くありません。 対策としましては、やはり防犯カメラを設置する等で【不在は多いかもしれないけど、防犯はバッチリですよ!】というアピールをするのも良いかもしれません。

宅配ボックス

戸建て用宅配ボックスのまとめ

設置費用もそこまで高額ではなく、利便性が非常に高い宅配ボックス。通信販売の拡大と共に需要が広がり、ローコスト住宅でも仕様として多くの企業が取り入れている様子です。

メリットが大きい仕様ですが、宅配ボックスを取り入れている一軒家はまだまだ少数派ですし、それ故のデメリットも存在しております。

共働きが増えつつある現代、とても便利な仕様である事には間違いありません。もしよく利用するのでしたらぜひ導入を検討してみませんか?