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リビングのエアコンについて

大型エアコン1台と小型エアコン2台どっちがお得?

小型エアコン2台と大型エアコン1台を比較してみました

ローコスト住宅を新築する際に、リビングダイニングキッチンが18.5畳ありました。 この部屋のエアコンをどうするかで非常に悩みました。 というのも大型エアコンが非常に高価で小型エアコン2台買うよりかなり高いからです。

ただし、小型エアコン2台は流石に電気代が高いのではないか?何かデメリットが潜んでいるのではないか?等々はっきりとわからない部分もありましたので、実際に数値をだして比較してみました。

そこで電気代やメリットデメリットなどその時に集めた情報を説明したいと思います。

エアコン 節電

電気代の比較

  

電気代を1Kw当たり26円で計算し一日9時間を毎日365日利用した状態で比較しています。

大型エアコン1台の場合

平均的な20畳タイプ 1880ワットで計算した場合
1台当たり 1.880×9h×365日×26円=160570円

小型エアコン2台の場合

平均的な10畳タイプ770ワットで計算した場合
1台当たり 0.77×9h×365日×26円=65765円
2台で 65765×2=131531円

となり電気代では小型エアコン2台の方がだいぶ安くなる計算になります。

勿論一年中エアコンを利用する訳ではありません。 分かり易く365日毎日9時間使った場合で比較しただけですので、通常は夏や冬等に使うだけですので実際の電気代としてはもっと安いと思います。 

この計算をもっと簡単に比較すれば、小型エアコンよりも大型エアコンの方が1.2倍程度高くなる計算です。

電気代ではエアコン2台に軍配が上がりましたが実際に利用した際のメリットデメリットをまとめたいと思います。

エアコン 電気代

大型エアコン1台のメリット

1台なので管理が楽

当然ですが、1台なので管理は楽です。エアコンのリモコンも1つですし、掃除なども1台ですみます。

エアコンはフィルター部分の掃除もそうですが、フィンの中にカビが発生しますので、何年かに一回は業者に洗浄してもらう必要もあります。そういう面でも1台の方が掃除がしやすいですね。

工事費用が1台分で済む

1台ですので設置費用は1台分ですし、室外機の設置スペースも1つになります。

大型エアコン1台のデメリット

電気代が高い

小型エアコン2台よりも大型エアコン1台の方が年間で1.2倍程度の電気代が掛かると考えられます。エアコンの電気代は光熱費の中で結構な割合を占めますので、結構痛いデメリットとも言えます。

空気循環では劣る

エアコン1台よりもエアコン2台の方が隅々まで空気を行き渡らせやすいので、空気循環では劣ります。ただし、サーキュレーター等を利用すれば空気循環は解決しますので、そこまでのデメリットとは言えません。

故障時に使えなくなる

当たり前ですが、1台の場合故障すれば新たに設置するまで利用出来なくなります。 故障する事もめったにない事ですのでそこまで大きなデメリットではないでしょう。

エアコン自体が高い

大型エアコンは小型エアコン2台よりかなり高い傾向が多く小型エアコンを2台買った方が安く済むことが殆どです。工事の状況にもよりますが、小型エアコンの2台分の設置費用込でも大型エアコン1台の初期投資よりかなり安い可能性が高いです。



小型エアコン2台のメリット

電気代が安い

小型エアコン2台の方が大型エアコン1台より電気代は安くなります。特に真冬や真夏でないちょっと暑い時期などはエアコン1台でも済むことがありますので、更に節電出来る可能性があります。

わたし自身も、電気代のメリットは非常に大きく魅力的に感じました。

エアコン 節電効果

効率的な空気循環となる

エアコン2台の場合、設置場所を工夫すると効率の良い空気循環となり、更に効率的に温度調整が出来、更なる節電に繋がる可能性もあります。

エアコン自体が安い

大型エアコンは非常に高価で、小型エアコン2台の設置費用を合わせても大型エアコンの値段にはかないません。安く設置し電気代も節約したい場合、小型エアコン2台はお勧めです。


1台が故障しても大丈夫

小型エアコン2台の場合、1台が故障しても1台は利用できます。 小型エアコン1台では冷やしきれない広い部屋ですと、フル稼働して電気代自体は割高になる可能性はありますが、故障が修理できるまでの一時しのぎが可能です。

小型エアコン2台のデメリット

管理が面倒

やはり2台ですので、2台を付けたり消したりしないといけませんし、消し忘れ等が起こりやすくなります。エアコン2台分のリモコンを同じ場所に設置する等で管理負担を軽減する工夫が必要でしょう。 また掃除も勿論2台ですので2倍の手間がかかります。

設置場所が2か所必要

室内機は勿論、エアコンには室外器がありますので室外機2個分の設置スペースが必要です。

エアコン 室外機

設置費用が2台分かかる

このデメリットは、エアコン本体自体の価格を大型エアコン1台買った場合よりかなり抑えられていますので、設置費用全体としては大型エアコンより安くなるのでデメリットにならない可能性が高いです。

まとめ

節電等の費用対効果の面では小型エアコン2台に軍配があがります。 管理の簡素化という面では大型エアコン1台に軍配が上がります。電気代や設置費用を抑えたい方は小型エアコン2台を、管理を簡素化したい方は大型エアコンを選ぶのが良いと考えられます。

後日談
大型エアコン1台より小型エアコン2台を買いたい私と家電店員の戦い。