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電気自動車は蓄電池として利用できる?

蓄電池と電気自動車

最近は電気自動車も性能が向上し徐々に身近な乗り物になってきました。まだまだ価格が高く、ハイブリッドカーが主流で完全な電気自動車は庶民とは無関係かもしれません。但し、最近の考え方で電気自動車を蓄電器として利用するというのがあります。その場合はどうなのかの情報をまとめてみました。

蓄電池 電気自動車

容量の比較

一般的な蓄電池は1kw~15Kwとメーカーで様々です。


代表的な電気自動車リーフの蓄電容量は24Kwです。



容量を考えると電気自動車の容量は思った以上に多く、蓄電池としての能力は意外と高い印象を受ける方が多いと思います。自分もテレビやネットの宣伝などで電気自動車を蓄電池的に使用する省エネ住宅の様なものを見たことがありますが、「自動車の蓄電は少ないだろうし、大した効果ないのでは?」という思いでしたが、良い意味で裏切られた気がします




金額の比較

1Kw当たりの価格で考えた場合

蓄電池 20万円程度

リーフ 11.7万円程度 となります。

実際は補助金等がありますのでもう少し価格は落ちると思いますが、1Kwで出した値ですのでそこまで変動はないと思います。金額面で見てみると、電気自動車の方が圧倒的に安くコストパフォーマンスが高いというのが分かると思います。

蓄電池 EV

利便性の比較

蓄電池

蓄電池は電池を貯める事がメインで運用しますので、電池を使い切っても問題ありません。蓄電としての能力を最大限、家の電力に利用する事が出来ます。

電気自動車

電気自動車のメインはあくまでも自動車としての機能です。すべての電気を家で使う事自体あまり発生しないと思いますが、やはり移動としての電気を残した状態で利用しなければなりません。ですので、利用できる電力にかなりの制限が掛かってきます。

移動してしまうと利用できない。

勿論、自動車なので移動してしまったら利用する事は出来ません。家にある時のみ利用できますのでそういった面でもかなりの制限が掛かってきます。

災害等で利用するなら利用価値あり。

電気自動車は、災害等の場合は車を家に置いておく可能性も高く、車に貯めておいた電気を家庭で利用しやすいと考えられます。特に太陽光パネルとセットで利用されている場合は停電等にもある程度対応出来る利便性も併せ持ちます。蓄電池を災害対策としてのみ導入の予定であれば、電気自動車を考えるのも良いのかもしれません。


まとめ

電気自動車や蓄電池の性能は非常に速い速度で向上しております。販売が多くない蓄電池に比べ、販売台数も多く将来性の高い電気自動車は自動車メーカーが多額の開発費をかけて研究を重ねております。10年先には驚くほど高い性能で安価な電気自動車が開発されると同時に高性能で安価な蓄電池が開発される可能性も非常に高いと考えられます。

災害等でどうしても設置が必要な方以外は、今しばらく時間を置いて、技術が進歩してから導入を考えても良いのかもしれません。