リビング学習はいつまで続く?メリットデメリットは 家づくり ブログ
リビング学習の間取りも必要?
ローコスト住宅の仕様という訳ではありませんが、子育てをする環境づくりの中で、リビング学習というリビングやダイニングで勉強する子供が増加しています。
子育てを含む、ライフプランを検討する上でリビング学習の事も含めてローコスト住宅の間取りを考える事もとても良い事だと思います。
そんなリビング学習のメリットデメリットや我が家の3姉妹の状況を紹介したいと思います。
我が家のリビング学習の状況
近年では、子供の4人の内3人ががリビングやダイニングで学習しているというデーターがあります。
我が家はローコスト住宅でなんとか新築はしましたが、リビングにデスクカウンターを設置出来る程スペースに余裕はありませんでした。
我が家でも、子供部屋に3姉妹の机が3個ありますが、自分の机で勉強する頻度よりもリビング学習する頻度の方が圧倒的に高い状態です。
親としては、「折角高いお金を出して学習机買ったのに…」という思いも無い事はありませんが、リビング学習には学習意欲や学力を高める効果もあるらしい?という話も聞きますし、逆に使い方によっては逆効果になるというお話も聞きます。
我が家の子供の状況を交えながら、リビング学習の情報やメリットデメリットをまとめてみました。
リビング学習のメリット
親とのコミュニケーションが取りやすい
リビング学習は親とコミュニケーションが取りやすいのがメリットですね。子供が分からない事や聞きたい事に、気軽に受け答え出来ますので、特に低学年の子には大事なメリットと言えます。
確かに我が家の3姉妹も、算数など分からない勉強も徐々に増えて来て、「パパ教えて~」と言われる事があります。親に気軽に聞ける環境というのも結構大切かな?としみじみと感じています。
勉強に集中出来る場合がある。
これは、子供によって変わってきますので、一概には言えませんが、「多少雑音がある方が集中出来る子」と「静かでないと集中できない子」が当然います。
子供の個性に合わせてリビング学習にするか自分の部屋で学習するのかを選べる環境にする事も大切です。
我が家の3姉妹の場合は、集中して出来る時もあれば、他の子がテレビを付けてしまったり、ゲームを始めた途端「ぽけ~」っとそっちばかり見たりと、良い時と悪い時があります。
そんな時は、「テレビを見ながらの勉強だけは絶対だめだよ!」と言って勉強をやめさせるか、自分の部屋に行くように促すか、テレビを消すようにしています。
親と一緒にいる安心感
特に、低学年の子供が自分の部屋で一人で宿題をやるというのは結構ハードルが高いです。
誰もいない部屋で「しーん」となっていて、逆に落ち着かない子供も結構いると思います。
我が家も3姉妹が3人とも、低学年の時は必ずと言っていいほどリビング学習になっていました。
幼い頃にリビング学習となってしまうのは、親と一緒に入れる安心感がありますし、親から見られているというちょっとした緊張感も出ますので、ある程度仕方ない面はあると思います。
何をやっているかが一目瞭然
個室で子供が勉強をする場合、「誰もいない」けどおもちゃが一杯あるというのは意外と誘惑が多く、子供部屋にいったら結局漫画を読んでいたという事も良くあるそうです。
高学年になればスマホをいじるという誘惑も加わると思いますが、リビング学習であれば「子供部屋でちゃんと勉強してるのかなぁ」と不安になる事はありません。
子供に子供部屋で勉強する様に促したけど、結局ちゃんと勉強しているかどうかが不安でリビング学習に戻された方もいらっしゃいます。
リビング学習のデメリット
喧嘩になりやすい
兄弟姉妹同士での喧嘩はどんな環境でも発生しますが、同じ空間を共有する分どうしても喧嘩の頻度はあがってしまいます。
特にリビングで特定の場所を確保出来ない場合、勉強をする場所の取り合いが発生してしまいます。
我が家の場合では、リビングに勉強を出来る場所を確保出来るだけのスペースが無いので、部屋の真ん中に置いた小さなテーブルで勉強しているのですが、狭いのもあり「お姉ちゃん場所摂りすぎ~」と言った理由で結構な頻度で揉めています。
リビングにデスクカウンターを設置している家がちょっと羨ましいなぁと思う事もあります。
リビングでテレビを見にくい
子供が勉強している間はどうしてもテレビを見るのを控えないといけなくなってしまいます。
我が家の子供もそうですが、「子供はこんな番組関心ないだろう」という番組でも「何となくぼーっと見続ける」のが子供ですよね…。特にどうでもいいコマーシャル…
NHKの淡々としたニュースだけが、子供にとって物凄くつまらないみたいで、我が家では子供が勉強している時は朝のNHKニュースを録画したものだけを見る事にしています。
もし出来るのであれば、パーテーションを設置したり、イヤホンで見たり、テレビは2Fで見るようにする等も一つの手段でしょう。
気が散りやすい
我が家の様に3姉妹がいると、年齢が離れている事もあり本当に別々の事をやっている事があります。
長女がお絵かきをしている隣で、次女が一人で百人一首をやり【最近はまっています】、三女は一人でトランプのスピードをやっていました。その時は流石に「おいおい…」と思いましたが。
いつもバラバラの事をやっている訳ではありませんが、他の子が宿題をやっている隣で他の子がゲームやチャレンジタッチのゲームをやっているなんて日常茶飯事です。
他の子の勉強に邪魔になる事をしてるなぁと思ったら、「ゲームは子供部屋でやって」「遊ぶなら他の場所で遊んで」と、親が勉強できる環境に促す努力は必要です。
姿勢が悪くなる可能性も
子供は、よく見ていないといつの間にか床の上で横になって勉強していたり、かなり変な姿勢で勉強している事があります。
勉強机と違って、リビングでは姿勢を矯正する物はありませんので、姿勢もちゃんとなっているか気に掛ける必要があります。
子供への対応が大変
リビング学習では、子供が質問しやすい環境ですが、逆に言えば大人が対応する機会がどうしても増えてしまう傾向があります。
リビング学習の効果を高め、親子の信頼感を築くには大切な内容ですが、共働き世帯も多い社会情勢の中、日頃の家事や仕事で大忙しの両親にとってストレスになる可能性もあります。
応対出来る環境というのも親が快く返答できる環境だからこそ、メリットが大きくなるのですがストレスが大きくなりすぎると逆に親子関係にあまり良くない影響を与える可能性もあります。
家族の中で、「この時間は質問してもいいからこの時間にまとめて質問してね」とか、何曜日はお父さん担当で、何曜日はお母さん担当など、家族でルール決めする事も大切です。
リビングが散らかってしまう
リビング学習を行えば、学習用具や消しゴムのカスなどが散らばってしまいます。
ひどい場合は、ランドセルもその場に放置して、勉強道具が散らばっているという事も我が家では日常茶飯事です。
子育てで片づける習慣という物は、なかなか身に付かない悩みの一つでもありますので、気長にしつけていくしかありませんね。
リビング学習はいつまで?
色々な方の意見を見ると、中学生になってから自分の部屋でやる様になる方や、大学受験までリビングで学習する子まで色々です。
中には、通いの大学であれば大学の勉強もリビング学習されているお子さんもいる様子です。
やはり、幼い頃からの勉強習慣はずっと続く可能性が高いのかもしれません。子供さんが勉強しやすい環境を見出している証しですので、温かく見守りましょう。
リビング学習のまとめ
リビングで勉強した方が良いのか、自分の机で勉強したら良いのか、専門家の方の意見によると一番良いのは「子供に決めさせる事」だそうです。
子供は、自分自らで最も勉強しやすい環境を不思議と見つけるそうです。 子供にあった環境を如何に上手にサポート出来るかが、子育てのポイントなのかもしれません。
私自身も、まだまだ子育ての途上ですので、リビング学習が本当に良かったかどうかの結論は出ていません。
ただし、子供がリビングで勉強しやすいと感じているので、リビング学習をしていると思いますので、上手に付き合わないとと思う毎日です。
ローコスト住宅では、ある程度仕様が定まっていますが、子育てに必要な環境は優先度が高いと思います。リビングに、デスクカウンターを上手に設置する事も子育てをする上で、少し検討しても良いかもしれません。
リビング学習の補足
我が家では、リビング学習が多く宿題等では学習机を利用しないのですが、「お絵描きをする時」「手芸をする時」等、本当に集中したい時は学習机を利用しています。
親としては「なんかちょっと違うなぁ~」と思いつつも、やはり学習机は机で必要だなぁと感じております。