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ローコスト住宅の防音性能はどうでしょうか?

ウレタンフォームなどの吹き付け断熱材よりもグラスウールの方が防音性能が高い事や、単なる複層ガラスではそこまで防音性能は無いなど色々あると思いますが、私自身が実際に暮らしている中や我が家の仕様でどれくらいの防音性能があるか等、感じている事を紹介したいと思います。

マイクを持つ男性

防音性能に特にこだわりはありませんでした。

私の建てたローコスト住宅はLow-Eの複層ガラスで遮熱性能や紫外線カットなどの性能はありますが、防音の性能はついておりません。(防音の性能があるLow-E複層ガラスもあるみたいです。)

また断熱はアクアフォーム社の吹き付けウレタンフォームとなります。一般的な硬質ウレタンフォームより防音性能は高い?とアクアフォームのホームページで紹介はされておりました。

防音性能的には特別な仕様をつけたという訳でもなく、単に気密性の高い住宅という一般的なローコスト住宅と言えます。


期待以上の防音効果

実際に普段生活している中で特別な防音性能がある訳ではありませんが、普通に生活している分には十分な程度の防音性能があると実感しております。

 

流石に子供を大声で叱っている時や、子供が泣きわめいてる等の音は外で聞こえますが、外に聞こえる音としてはかなり小さくなっております。また、普通の話し声やテレビの音などは外にかなり聞こえにくい状態です。

外の状況が分からない事が多く

特に雨などの外の状況は気づかない事が多いです。 2Fですと流石に雨は屋根にあたりますので音が聞こえますが、1Fのリビングで過ごしていると雨の音など全く聞こえず、出かけようとして外に出た時に「あれ?雨降っていたんだ…」と思う事がしょっちゅう起こります。

雨に濡れたクローバー

その度に奥さんと「何か家の中にいると外の音も聞こえにくいし、雨が降っていても気づかないし平和だね~」と話したりします。

電子ピアノを2Fの子供部屋に置いてありますが、当然家の中ではピアノの音は聞こえますが家の外に行くとピアノの音は殆ど聞こえなくなります。ボリュームは最大ではありませんが、電子ピアノのボリュームでMaxの70%位の音量でも外に行くと殆ど聞こえない状態になります。

 

生活音もほとんどなく

隣の家の生活音が気になった事もありませんし、流石に子供たちが大騒ぎで外で遊んでいる声は聞こえますが大きなストレスになる状況ではありません。元々防音性能に対してハウスメーカー様に何か依頼した訳でもありませんでしたし、ローコスト住宅で新築して防音にそこまで期待していた訳でもなかったですので、今の新築の防音性能には十分満足している状況です。

アクアフォーム社の吹き付け断熱はホームページで紹介してある通り、ある程度の防音性能があるのかな?と実感できる状況です。また、気密性をしっかりと保てるように施工もしっかりと行われた証拠なのかな?とも感じております。



防音性能の高い断熱は?

基本的に、防音性能は、ロックウール>グラスウール>ウレタンフォームという順で、ロックウールの断熱が一番防音性能が高いと言われております。ただし、防音性能は断熱の厚みが有るほど高まりますし、断熱材の密度が高いほど高まる傾向にあります。

最近はグラスウールでも高性能な密度が高いものを集めに施工する事もありますので、施工の仕方によってはロックウールとグラスウールの防音性能にはそこまで差が出ないと言われております。

また、ロックウールは低音域~中音域の防音に適しており、グラスウールは中音域~高音域の防音に適していますので、防音も家づくりに欠かせない方は、ライフプランに合わせて最適な断熱材を選びましょう。


断熱材

ガルバリウム鋼板の屋根の雨音

ローコスト住宅でよく利用されるガルバリウム鋼板の屋根ですが、金属で出来ている関係上、雨の音が大きくなる傾向にありますので、注意が必要です。我が家はスレートですので、雨の音は余程激しく降らない限り分かりませんが、ガルバリウム鋼板の場合はやはり少し雨音が大きくなる傾向にあります。

但し、基本的には屋根の下に断熱材を敷き詰めますし、しっかりと施工を行えばそこまで気になる程の音ではありませんので、雨が多い地方や雨の音が本当に嫌な方でなければそこまで気にしなくても良いかもしれません。





ローコスト住宅の防音まとめ

基本的にはローコスト住宅だとしても、最近は高気密高断熱が標準で採用されており、普通に生活するには十分な防音性能が確保されております。

ただし、子育てで子供がうるさいのがストレスになる方や趣味で音楽をされるなどライフプランによっては標準の仕様では物足りない可能性もありますので、防音も考えて断熱を選ぶなど細かく仕様を考えながら家づくりをされるのもとても良い考えだと言えます。