エアコン内部の湿度とカビの状態について
エアコンとカビ
エアコン内部の状態とカビ
ローコスト住宅で住み始めてからかなり治まってきましたが、元々は喘息持ちですので、カビやホコリにとても敏感です。 特にエアコン内部のカビには長年悩まされてきました。
スプレーの掃除
掃除スプレーの様な除菌も出来るタイプの物で毎年掃除を行っていましたが、エアコン内部は業者に頼まないと本当の意味で綺麗になりません。 またスプレーで掃除していると、カビやホコリが完全に流れ切らず内部に詰まりやすくなるみたいで、 以前にホコリが詰まった原因かどうかははっきりとは分かりませんが、エアコンから水滴がポトポト漏れる事件が何度か起こりました。
エアコン内部はカビの巣窟
以前にテレビで見たことがあるのですが、エアコンの内部の湿度が1日の中でどのような変化をするのか実験する番組です。 エアコンの内部に湿度計を設定して行う実験ですが実験の内容としては、普通に利用している設定で朝エアコンを利用し出かける時に普通に電源を切り、 帰ってきてから利用し寝る前にエアコンを切る等の内容です。
その実験結果で非常にびっくりしたのですが、とにかく 湿度が常に100%の状態でした。
エアコンは冷房等を行うと内部で結露してしまいますが、その状態でエアコンを止めると蓋をしてしまう状態となり、 内部が乾きません。 蓋をしている状態は半日経っても内部が乾きません。しかもエアコンを止めると特に夏場は内部の 温度があがり高温多湿となりカビが繁殖する好条件となります。
その状態で再度エアコンを利用しますので更に内部が結露してしまい、 常にカビの格好の住みかになるという内容でした。エアコンの内部にはホコリなどもたまり易いので湿ったホコリもカビの繁殖条件となります。 この実験にはすごく納得したと共に非常に怖くなりました。
実家のエアコンが凄い事に…
私の実家の自分の部屋にもエアコンが設置してあります。 私が高校受験の時に親がつけてくれたのですが、 自分が実家を離れても特に掃除もしないで利用していたらしく20年後に中を開けてみたらカビがびっしりとついて真っ黒な状態でした。 このエアコンを使っていたら健康な人も病気になるのでは…と思うぐらい酷い状態で愕然としました。
注;実家のエアコンではありません、実家の物はもっと凄まじい状態でした。
エアコンのカビ対策
その番組で解決策も提案されていました。 方法としてはエアコンを切るときに30分程度のタイマーを設定して送風を行うという事でした。 送風は冷房と違いエアコン内部は乾きますので非常に有効な方法だと思います。 我が家のエアコンは必ず送風を行って切るようにしていますが、 カビの発生が本当に抑制されてとても助かっています。
送風機能がないエアコンもあります。
但し、最近は送風が無いエアコンがあるみたいですので気を付けた方が良いかもしれません。 送風が無いエアコンでも内部乾燥機能があれば良いのですが、送風も内部乾燥機能も無いエアコンもあるそうです。 私の様にカビのアレルギーがある方はぜひ送風か内部乾燥の機能があるエアコンを選ばれることをお勧めします。
加湿にも注意が必要
またもう一つ注意した方が良いのは、冬の加湿です。 高価な湿度が調整出来るタイプなら問題ないそうですが、 強弱程度しか湿度調整が出来ない加湿器は注意が必要です。 この加湿器を利用する時に部屋の湿度に応じて切ったり入れたりして利用すれば良いのですが、 殆どの方は入れたまま利用します。 この過剰に加湿された暖気は上の方に行き、上部についているエアコンを結露させてしまう可能性があります。
強弱しかない加湿器を利用されている方は、湿度計もセットし湿度が上がりすぎないように管理しましょう。
アレルギーを発症しない為に
最近はアレルギーで苦労されている方も増加しています。今現在アレルギーが発生していなくても将来発生する可能性もあります。 特に大人になってからのアレルギー発症は厄介なパターンが多く、一旦発症すると完治は困難です。
私も長年喘息で病院に通いましたが、対処療法で一時的に抑える事しか出来ませんし、完治は本当に困難でした。 【発症から40年近く経った今も完治しているという訳ではありません。】
毎日利用するエアコンですので、ぜひカビがつかないように管理されることをお勧め致します。