ローコスト住宅での打ち合わせの注意点について
ローコスト住宅での打ち合わせの注意点は?
ローコスト住宅では、通常の注文住宅と異なり打ち合わせに注意した方が良いと思うポイントがいくつかありました。実際の体験で感じた内容も含めながら、「ローコスト住宅での打ち合わせで注意した方が良いなぁ」と思う点をまとめてみました。
規格住宅ならでわの、注意点
ローコスト住宅でも中には完全注文住宅で提供されているメーカーも存在しておりますが、多くの場合ある程度プランや仕様、間取りが決まっている規格住宅の中から選択するという形が主流です。但し、ローコスト住宅メーカーによっては、「多少の間取り変更であれば追加料金が掛からない」場合もありますし「変更等は基本的に難しい」という場合もあり、メーカーによって自由度は様々です。
今現在検討されているローコスト住宅メーカーで、どんな間取りや仕様のプランがあって、どんな変更が可能なのかという事をしっかりと把握する事が、特にローコスト住宅での打ち合わせで注意するポイントです。
設計図も固定されている場合も
ローコスト住宅では、プランによって設計図も既に決まっている場合もあります。そういった場合、間取りや仕様を変更すると、設計図を書き直す等の作業が発生しますし、「間取りを変更しにくい原因」となります。ただし、ローコスト住宅メーカーが大きい企業であったり、長年ノウハウを蓄積されている企業であれば、設計図自体も蓄積されておりますので、それだけ柔軟に対応が可能になる要素になります。
間取りやデザインのプランを豊富に提案されている、ローコスト住宅メーカーであればそれだけ柔軟に対応出来ると考えて良いでしょう。
ローコスト住宅であれば、想像力を最大限に発揮して打ち合わせしましょう
ローコスト住宅の打ち合わせでありがちな事すが、「間取りやプランがある程度しぼられているので、あまり色々考えず金額で決めてしまう」という事です。
ローコスト住宅の営業マンも、話を色々と広げると打ち合わせに時間が掛かるので、どうしても最低限必要な情報しかあまり与えないという方もおられると思います。
家づくりは、建てる側にとっては一生に関わる重大な買い物となりますので、あとあと後悔が無い様に色々なシチュエーションやライフプランを考えて打ち合わせに臨みましょう。
私自身が変えた仕様
電気温水器をエコキュートに
実は、私がローコスト住宅で新築する際に元々のプランでは電気温水器しか提案されていませんでした。「我が家では三姉妹だし、将来的にシャワーやお風呂で大量にお湯を使う日が来るのでは‥」と思い、「大きめの電気温水器に変更出来ませんか?」と打ち合わせの際に言った所「それだったらエコキュートに変更された方が電気代もさがりますのでお勧めですよ」と言われエコキュートに変更しました。差額は15万円程度でしたが、電気代が大幅に安くなりますので結果的には電気代の節約に繋がり、お湯も多く使えるので助かっております。
納戸に灯りとコンセントを追加
当初のプランですと、荷物置き場の納戸には電灯やコンセントが設置されておりませんでした。「もしかしたら部屋で使う可能性もあるかも?」と思ったので、何度にもコンセントと電灯を設置しました。新築当初4年位は納戸として利用していましたが、奥さんが部屋が欲しいという強い希望でたった2畳ほどのスペースですが奥さんの専用部屋になってしまいました。
また、我が家は三姉妹ですがそれぞれに部屋を与える余裕が無く3人一部屋で子供部屋を使っています。ただ、今後高校受験などで勉強に打ち込む時期が来たら、納戸だったスペースを子供が勉強に打ち込める部屋に改造しようと計画しております。
ローコスト住宅と注文住宅の打ち合わせの違いは?
やはり、ローコスト住宅の打ち合わせと通常の大手注文住宅の打ち合わせの大きな違いは、ローコスト住宅の方が打ち合わせの時間が少なく、打ち合わせをする内容も少ない傾向があるという事です。
ですので、ローコスト住宅で打ち合わせをする場合に注意するポイントは、担当の営業マンが提案しなかったとしても、住む自分自身がしっかりとライフプランを検討しながら必要な仕様を考えて担当の営業マンに提案する、という事です。
正直、ローコスト住宅の方が営業マンが抱えているお客さんが多く余裕が無い傾向がありますし、より深くお客様の事を思って提案して下さる営業マンも勿論存在しますが、必ずしもそういう方に巡り合うとは限りません。
また、これからの長いライフプランや今後の住み方の状況は実際に住まれる施主の方が最も分かる訳ですし、「営業マンに任せっきりにしないで、自分自身のライフプランをもう一度練り直してしっかりと家づくりを考える」のが打ち合わせで注意するポイントですし、より賢明だと言えます。
基本的には丁寧に対応して頂きました
私自身が、ローコスト住宅の打ち合わせで感じた事は「営業マンからの提案は控えめだったけど、こちらから提案した事は真摯に受け止め対応して下さった」という事です。
やはり、家づくりは施主様が主に進めていくわけですし、逆に言えばローコスト住宅メーカーの営業マンが「こんな仕様はどうですか?」「こんなオプションを付けませんか?」というのは押し売りに繋がりますし、あまり無理に言わないのが当たり前とも言えます。
ローコスト住宅で新築される際には、ローコスト住宅メーカーがどんな仕様を提供されており、どの様な範囲で変更が可能かをしっかりと把握しながら望むのが打ち合わせでの注意点と言えます。より良い打ち合わせを重ねる事で、必要の無い仕様は削りつつも、これからの長いライフプランに必要な仕様はしっかりと盛り込む事が大切と言えます。
ローコスト住宅での打ち合わせの注意点まとめ
ローコスト住宅での打ち合わせでは、期間が短く仕様もかなり制限されているので、本当は必要であった仕様を盛り込むのを忘れてしまう可能性もあります。また、そもそも営業マンから積極的にあれこれと言われない可能性も十分にあります。
やはり、自分自身が長年住み続けるお家ですので、ローコスト住宅メーカーの特徴をしっかりと把握した上で、自分自身のライフプランも練り直し、後悔の無い家づくりをされる事をお勧め致します。