ローコスト住宅 > ローコスト住宅の決める事リスト

ローコスト住宅で決める事のリストについて

ローコスト住宅は企画住宅ですし、間取りや仕様はある程度しぼられますので、「決める事は殆ど無いのでは?」と思われがちですが、意外と決める事は多くあります。

実際に家づくりをしていく中で決めていった内容や、「気を付けた方が良いなぁ」と感じた内容をまとめてみました。

土地の決定

当然ですが、土地選びは0から探していかなければなりません。ハウスメーカーによって建てることが出来る地域や土地は限られるので、どれだけの範囲で建てられるハウスメーカーなのかというのもハウスメーカー選びの一つの要素になります。

土地の決定で気を付ける内容

♦ハザードマップをチェック

♦契約する土地の下に活断層がないのか

♦下水道が通っているのか(下水道が無い場合は浄化槽が必須)

♦液状化しやすい土地かどうか


土地

プランを決定

ローコスト住宅ですと、ある程度プランは絞られていますので、多くの場合いくつかのプランから選ぶ形となります。

私が建てたローコスト住宅では、建坪数である程度プランが絞られていましたので28坪のプランを選択しました。

ローコスト住宅によっては、北欧風やプロバンス風など豊富なデザインを用意されている会社もあり、その場合はデザインもプランで選べます。




間取りを決める

間取りも、プランの中で色々と準備されているのが通常です。ローコスト住宅でも、間取りの種類は多く提供されているメーカーが多い傾向にあります。

我が家の場合、間取りの一覧にも当てはまる理想の間取りが無かったので、一番理想に近い間取りから壁を取り除くなどの変更を行って間取りを決定しました。

追加料金の発生する変更では無かったので、追加料金は発生しませんでしたし、壁を取り除いた分少し安くなりました。

ローコスト住宅の間取り


銀行を決める

ハウスメーカーに源泉徴収等の書類を提出して、いくつかの銀行にローン申請を掛ける事になります。

もちろん審査に通らなければ選ぶことは出来ませんので、通常であれば複数の銀行にローン申請を掛ける事になると思います。

複数の銀行の審査が通れば、条件や金利の安い銀行の住宅ローンや金利の種類(変動か固定かフラット35)を選択する形となります。



銀行

家のデザインを決める

♦外壁の種類と色、デザインを決める

♦屋根の種類と色、デザインを決める

♦壁紙の種類や色、デザインを決める(水場は汚れを防ぐタイプの壁紙がお勧めです)

♦部屋の扉の仕様や種類を決める

♦トイレのペーパーホルダーの種類を決める

♦巾木(はばき)【壁紙とフローリングの境目にある板の様なもの】のデザイン決定

♦窓枠のデザインの決定

♦ベランダの欄干等の決定

♦ベランダの物干し金物の種類と位置を決定

♦雨どいのカラーや種類の決定

♦カーテンレールの種類の決定

♦カーテンの種類の決定

♦玄関の登り口のタイルの決定

♦玄関のドアの種類

♦玄関のリモコンキーの設置の有無

♦フローリングの色や仕様(コーティングを行うかどうか等)の決定

♦窓ガラスをすりガラスにするか透明にするかの決定

♦窓の外側に格子を付けるかの決定(トイレやお風呂場の窓)

♦外の水道蛇口を立水栓にするかの決定





照明関係を決める

基本的に、部屋の照明は持ち込みで用意する形でしたが、玄関やポーチ、台所やお風呂の一部の照明は標準でしたので、それぞれを選択しました。

我が家を新築した際にはLED照明が普及していく過程の状況でしたので、LED照明が標準ではありませんでした。

♦トイレの照明を決める

♦玄関の照明を決める

♦ポーチの照明を決める

♦お風呂場の照明を決める

♦洗面所の照明を決める

♦キッチンの照明を決める

電気配線図を決める

ローコスト住宅では、ある程度コンセントやスイッチは標準で決められていますが、コンセントの数を増やしたり、スイッチの場所を変更する事は可能でした。

スイッチは標準の場所で便利になる様に設定されていましたので、特に変更しませんでしたが、TVアンテナの接続口は部屋の模様替えを行いやすい様にリビングには2個、子供部屋も2か所設置しました。

♦コンセントの位置を決める

♦スイッチの位置を決める

♦テレビアンテナの位置を決める

♦インターネットの接続口を決める

♦電話回線が出てくる場所を決める



コンセント

システムキッチンの種類を決める

♦キッチンの高さを決める(奥さんの身長に合わせて微調整しました)

♦対面キッチンのカウンターのデザイン

♦食器洗い乾燥機を設置するか

♦システムキッチンの収納オプション

♦換気扇のカバーの設置の有無



システムキッチン

洗面化粧台の種類

洗面化粧台は、2種類の中から選ぶ形でした。特にオプションは無く選ぶのみの形です。

システムバスの種類

TOTOとリクシルの2種類から選択する形で、リクシルを選択肢した後、色などのデザインを決めました。



システムバス

トイレの種類

♦便器の種類を決める

エアコンの種類と場所

♦エアコンの種類を決定

♦エアコンの設置場所を決定

♦将来の模様替えも考慮して、エアコンを設置出来るように、エアコンの穴とコンセントを他の場所にも設置

♦水害の地域は室外機に台設置もお勧めです



エアコン




ローコスト住宅で決める事リストのまとめ

大体我が家でローコスト住宅を建てる時に決めたリストは以上の感じになります。規格住宅とは言え、意外と決める事は多いと感じられたかもしれません。

我が家では外構は行いませんでしたので、ローコスト住宅でも外構までされるのであれば外構のデザインを決めたりする決定事項が増えるでしょう。

ローコスト住宅でこの状態ですので、注文住宅で決める事は更に多く複雑になり、時間も沢山掛かるのが通常といえるでしょう。家づくりが、全て満足いくように抜かりなく行うというのが非常に難しい一つの原因なのかもしれません。

前もって情報をしっかりと準備していきながら、失敗のない様に全ての要素を家族で検討して家づくりを計画しましょう。