ローコスト住宅は何から始める?
ローコスト住宅で新築する時は何から始める?
ローコスト住宅を検討される場合、様々な準備をしておいた方が後々後悔の無い家づくりに繋がります。家づくりは一生に一度の大切な出来事であると共に、ライフプランに大きな影響を与えます。様々な角度でしっかり検討しましょう。
1.本当にローコスト住宅で良いの?
本当にローコスト住宅で新築した方が良いのか?という事もしっかり検討しましょう。住宅には、中古住宅もありますし地方であれば農業が出来る土地+古民家を激安で提供される地域も存在します。人口が減り続ける日本では、良質な空き家が増える傾向もありますし、農業に関心がある場合はお得な古民家を探すのも良いでしょう。
ローコスト住宅で新築されれば、見えない場所にシックハウスが隠れている可能性も無く、最近の材質は長持ちするので、リフォームのリスクが低い傾向にあるのは事実ですが、掘り出し物の中古物件がある可能性もありますので、一旦は中古物件も探しながらトータルで検討した方が、後々に後悔の無い家づくりになるでしょう。
ただし、マンションの場合は『維持管理費+駐車場代』等々が住んでいる限りずっと必要となりますし、中古マンションですと購入時は安くても大きな修繕費がいきなり必要になる可能性もありますので、思った以上にコストが掛かる可能性があります。住んでいる地域の土地が高い場合は話が別ですが、地方でローコスト住宅でお安く新築を検討されている方は、マンションはコスト的な面が負担になる可能性がありますので、マンションを検討される場合は月々の支払や、今後掛かる修繕費のリスクをよく考えて決めましょう。
2.知り合いから情報を集めましょう
ローコスト住宅の傾向ですが、ローコスト住宅自体に歴史が無くまだまだネット上でも情報が少なく、情報があった場合も『本当かどうか良く分からない』情報が殆どです。また、ローコスト住宅はまだまだ大手が少なく、地域密着型が殆どです。実際に地域で新築された方が、最も情報を持っている可能性がありますし、信憑性が高いと言えます。
同じ会社の方であれば、年収も大体同じですので、自分も建てられる範囲のハウスメーカーの情報を集めやすいでしょう。
3.住宅の一括見積もりを利用してみる
住宅の新築で、最も分かりにくい内容の一つとして、住宅の見積もりがあります。住宅の値段は非常に多岐に渡り、様々な項目があり非常に複雑です。 質の悪いローコスト住宅メーカーには、そういった住宅の値段の仕組みが難しい事を利用して、チラシでは安く見せておいて、実際に出た見積もりはオプションが付くので結局は高額になったというお話もあります。
住宅の一括見積は5分~10分程度の簡単な作業で、複数の優良な業者から簡単に見積もりがとれるサービスです。
予め、『地盤改良はこれぐらいの費用』『登記費用はこれくらい』『給排水設備工事はこの程度』等々の相場が分かっていれば、見積もりにおかしい部分があった場合すぐに分かるメリットがあります。
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4.ブログ等を調べてみる
ネットの情報はとても匿名性が高く、特に掲示板の情報は本当に建てた本人が書いているのか、その会社の社員が書いているのか、それともライバル会社が悪く書いているのかがサッパリ分かりません。肯定的な喜びの声が続いたと思うと突然非難の書き込みが続いたりと「読めば読むほど訳が分からなくなる」という経験をしました。
その反面ブログであれば、書いた本人は施主ですし真実に近い内容が殆どです。ブログの中で問題も無く、トラブルも無く建築まで至っており、その後も何もトラブルが無いブログのハウスメーカーであれば、信頼性が高いと言えるでしょう。
現状では、ローコスト住宅は大手が少なくブログの情報も非常に少ないのが現実ですが、調べてみる価値は十分にあるでしょう。
5.ローコスト住宅のある程度の情報が揃ったら家族で話し合いましょう
家づくりについて情報をある程度収集し、まとまってきたら家族でしっかりと話し合いを行って、家づくりについて計画しましょう。
家族での話し合いは、後々まで不満を残さない為にも非常に重要です。集めた情報が多ければ多いほど、意義のある話し合いになります。
もしお目当てのローコスト住宅メーカーが見つかったら
お目当てのローコスト住宅メーカーが見つかったら、更に深く情報収集をされる事をお勧めしますし、もし完成見学会が行われていたら、見に行くのも良い手段です。
実際に新築されている住居に入ってみると、意外に「しっかりと建てられている住宅かどうか」というのが伝わってくるものです。ローコスト住宅メーカーに行く前でも良いですし、ローコスト住宅メーカーで打ち合わせを行っている段階で見に行っても良いでしょう。
ローコスト住宅は何から始めたら良い?のまとめ
ローコスト住宅で新築される場合、ローコスト住宅で新築しない事も視野に入れながら、家づくりについてトータルな視点で一歩引いて情報収集される事をお勧め致します。
人口が減り続ける日本に於いては、良質な中古物件がある可能性もありますし、「安いからと言っても本当に住宅が必要なのか?」という事もしっかりと検討した方が良いでしょう。
また、情報が集まったら家族でしっかりと会議を行い、後々まで家族全員で満足できる家づくりをされる事をお勧め致します。